塩原温泉 古式湯まつり
秋晴れの今日、塩原温泉では「古式湯まつり」が行われました。
このお祭りは、お湯への感謝と塩原の繁栄を祈る神事です。
塩原温泉発祥の地である元湯(もとゆ)の源泉「梶原(かじわら)の湯」から汲んだ源泉を神様にお捧げし、そのご神湯(ごしんとう)を塩原の氏神様『塩原八幡宮』に奉納します。
それからそのご神湯を「湯っ歩の里」までお練り行列で運び、巫女舞を捧げた後に祭主によって各自治会長に手渡される分湯式(ぶんとうしき)が行われます。
分湯されたお湯は各地区の温泉神社にお祭りしたり、源泉保有者や温泉利用者に配られたりします。
例年ですと「温泉ふるまい」という、日帰り温泉無料サービスもあります。
今年も新型コロナウィルス感染症感染防止のため、昨年同様お練り行列や巫女舞はなく静かなお祭りとなりましたが、分湯式が行われた「もの語り館」では祭壇が設けられ巫女さんの姿も。
まじま荘では、分けていただいた温泉を神棚にお供えした後、源泉に注ぎ入れています。
温泉が出続けている事への感謝と、これからも塩原に湯が湧き続けてくれるよう祈りながら。